夫とは現在離婚協議中です。夫とは別居しており,夫との間には,未成年の子どもが一人いますが,私と同居しています。夫の弁護士から電話があり,離婚後も私が子どもと同居して,監護してゆくことは認めるが,親権は夫に譲ってほしいと言われました。しかし,私には,この親権と監護の違いがよくわかりません。どのような違いがあるのでしょうか。

親権は,婚姻していない未成年者に対して,父又は母もしくはその両方が共同で有する,子どもの監護教育及び財産管理のための権利義務をいいます。すなわち,親権
の内容としては,身上監護の権利義務と財産管理の権利義務があります。
まず,財産管理の権利義務は,子どもがまだ十分な判断能力を有していないため,単独で自由に取引ができてしまうと,誤った判断により財産を著しく減少させてしまうおそれがあるので,それを防止するために認められる権限です。具体的には,子どもが親権者の同意なく行った契約の取消権(民法5条)や,子どもに代わって訴訟や契約などの法律行為をする代理権(民法824条)などが認められています。
次に,身上監護権とは,子どもと同居して,この身の回りの世話やしつけ,教育をすることによって,子どもが身体的精神的に健全な育成をするために認められた権限です,具体的には,教育の権限,子どもの居住する場所を指定する権限(民法821条,居所指定権),子どもが仕事をすることを許可するかどうか判断する権限(民法823条,職業許可権),懲戒の権限(民法822条,ただし子どもの利益に反するような懲戒は認められない)をいいます。
以上のように,そもそも親権は,財産管理と身上監護の権限を包括するものですから,離婚の際に,父母のどちらか一方に,身上監護の権限を認めるということは,親権から身上監護の権限を分離することになります。そうすると,親権には財産管理の権限のみ残ることになります。このような分離も制度上認められていると解釈されていますので(民法766条参照),分離がなされた場合には,親権者には財産管理の権限が,身上監護権者には身上監護の権限がそれぞれ認められます。
上記のケースの夫側の弁護士からの提案は,妻が子どもと同居し,子どもの身上を監護する権限は認めるので,子どもの財産を管理する権限については,夫に認めてほしいという提案になります。

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